大径高速スリッター(型番:UHS-II)は、従来モデルUHSのアップグレード版の中心巻取スリッターです。従来モデルでは巻取直径は600㎜でしたが、UHS-IIは直径800㎜の仕様にアップグレードしており、お客様の高速ニーズを満たすだけでなく、大径ロールの巻取を可能にします。

本高速スリッター（UHS-II）は、全自動張力制御でヒューマンマシン設定のため、操作が簡単です。また、スリッター刃自動位置決めシステムを搭載し、手動での配置ミスを減らすことができます。更に、自動搬出装置をオプション購入することで、全自動化にアップグレードでき、生産性が大幅に向上し、省人化することができます。

構造面では、本機はお客様により多くのソリューションをご提供するため、お客様のニーズに応じて、原反の流れを「オーバーヘッドタイプ」と「プラットフォームタイプ」から選択することができます。

加圧ホイールもまた、「上部加圧ホイール」または「スイングアーム加圧ホイール」が選択可能で、お客様に最適な設計をご提供いたします。

本機UHS-IIはスリット速度500m/minまたは600m/min、巻取直径800mmで、スリット加工後の巻取径が大きいものに適しています。また、高速スリット加工時に全自動張力制御をし、安定してスムーズに800㎜まで巻き取ることが可能です。そのため、長尺で、大径の原反に適しており、原反の無駄を減らし、次工程の加工効率を向上させます。 主に以下の素材・シーンで使用されています。

• 印刷・ラミネート前の原フィルム
• 印刷・ラミネート後、製袋機を使用する前に小さなサイズにスリット加工するためのフィルム
• その他特殊素材や紙類

巻取軸の標準構成は3インチ差動軸（内部摩擦式）です。差動リングの幅は25㎜で、最小50㎜幅に安定して巻取可能です。オプションで6インチ仕様を選択でき、お客様のニーズに合わせて、他のサイズや幅の差動軸もカスタマイズ可能です。