大径高速スリッター（型番:JHS）は、原反が頭上に流れるよう設計（オーバーヘッドタイプ）された中心巻取スリッターで、原反が床に近づいてほこりが付着する心配がなく、作業員は簡単に操作することができます。また、UHS-IIの構造設計とは異なり、加圧ローラーはオプションで平行加圧ローラー設計にアップグレード可能です。平行式加圧は特殊で繊細な素材（医療用素材、電子産業用素材など）を取り扱うお客様のニーズを満たすことができ、お客様ごとにカスタマイズされたソリューションをご提供いたします。

本機は最大速度800m/min、巻取直径800mmで、スリット加工後の巻取径が大きいものに適しています。また、高速スリット加工時に全自動張力制御をし、安定してスムーズに800㎜まで巻き取ることが可能です。そのため、長尺で、大径の原反に適しており、原反の無駄を減らし、次工程の加工効率を向上させます。
主に以下の素材・シーンで使用されています。

• 印刷・ラミネート前の原フィルム
• 印刷・ラミネート後、製袋機を使用する前に小さなサイズにスリット加工するためのフィルム
• その他特殊素材や紙類

巻取軸の標準構成は3インチ差動軸（内部摩擦式）です。差動リングの幅は25㎜で、最小50㎜幅に安定して巻取可能です。オプションで6インチ仕様を選択でき、お客様のニーズに合わせて、他のサイズや幅の差動軸もカスタマイズ可能です。